テレビの影響を受けない育児方法


影響を受けやすい幼児テレビによるデメリットと、上手に付き合う方法をお伝えします。
テレビは、どこの家にもあるのが当たり前なくらい普及していますね。

テレビは大変便利な機械です。
スイッチをつけるだけで、ニュースは見られるし、娯楽にもなるし、
音楽は流れてくるし、と用途がさまざまです。

1台だけじゃなく、2台、3台と持っている家も珍しくありませんね。


普段、何気につけているテレビですが、
実は、お子さんには、思った以上に影響があるのをご存知ですか?

デメリットばかりがありそうなテレビですが、
メリットもありますので上手に付き合っていきましょう。



テレビを見過ぎは、言語発達と心の発達を妨げられる


テレビの見過ぎに関して、専門家が警告をだしていて
日本小児科医会が2歳までのテレビ控えるよう提言しています。

テレビやゲームなどの長時間の接触は、
子供の心身の発達に悪影響を及ぼしているとして
2歳までのテレビ、ビデオ視聴を控え、

それ以降もメディア接触は1日2時間までを
目安とするべきと発表しています。

テレビの長時間化が外遊びの機会を奪って、
人とのかかわり不足を招くことが原因のようです。



・乳幼児期がTV見すぎると注意散漫に 米学会が報告


アメリカの研究でも、幼児テレビの害が報告されています。

幼児期にテレビを多く見た子供ほど、7歳の時に集中力が弱い、
落ち着きがない、衝動的などの注意欠陥障害になる危険性が大きい

とのことです。

テレビの1日平均視聴時間は1歳で2・2時間、3歳で3・6時間。
視聴時間が1時間延びるごとに7歳になった時に
注意欠陥障害が起こる可能性は10%高くなっていることが判明しています。



幼児を育てるテレビ番組も


NHK研究所がテレビ影響調査によると、

「汽車」「電車」「積み木」など448語の言葉についての
理解を調査した結果、0歳時点で「テレビ接触時間」が長い子供ほど、
1年後に意味の分かる言葉の数が少ないことが判明しています。

ただ、幼児向けの教育番組に限ると、見ている子供ほど
表現できる言葉の数が多くなっているようです。

幼児にとって、ためになる番組は見ていても問題が無いみたいです。

ただし、テレビ視聴の長短にかかわらず「外遊び時間」や
「読み聞かせ頻度」の方が、分かる言葉の数と大きな関係が
あることも分かっています。



テレビとの上手な付き合い方


幼児の成長には、実体験をしていくことが大切なので
「読み聞かせ」や「外遊び」をたくさんしてあげる必要があります。

テレビを観ることで、これらの時間が減ってしまうと
お子さんに何らかの影響がでてきてしまうので注意が必要です。


ただ、テレビは悪いことばかりではありません。
テレビの特徴さえ知っていれば、上手に付き合うことも可能です。

テレビは、一方的に情報を伝えるだけなので
幼児が理解できていなくても、どんどん進んでしまい
言葉や気持ちのやりとりが不足してしまいます。

ただ、見るだけではなく、親子で一緒にみて
感想やしゃべりながら見るといいでしょう。



テレビのメリットとして、普段ではなかなか行くことのできない
海外の映像も見ることができます。

異なる国や文化に触れることで、
お子さんは偏見のない広い視野をもてるようになり、
考える材料にもなります。

幼児向けの教育番組など、いい番組もありますので
上手にテレビを利用しましょう。

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