脳の基礎は5、6歳までにつくられる?|大切な時期は一生に一度だけ

幼児期の脳教育

幼児教育は、なぜ必要なのでしょう?
小学生に上がってから勉強するのと何が違うのでしょうか?
実は幼児の脳はダイナミックに変化しています。

脳科学では5、6歳までに脳の容量は成人のほぼ90パーセントに達し、
生きていくのに最低必要な脳の基礎がつくられる
、とされています。

赤ちゃんの脳は生後8ヶ月までは神経細胞同士をつなげる「シナプス」が
驚異的なスピードで発達し、その後は一転消滅していきます。

消滅というとよくないイメージですが、要らないものは捨てて、
要るものは残す、という寄り分けをしているのです。
これは非常に大事なことで、そうしなければ脳が混乱してしまうのです。

その子が生きていくなかで必要な神経回路や
細胞の選別が集中的に行われるのが「臨界期」といって、
脳にとって非常に大切な時期
なのです。

臨界期に与えられた刺激やその子のおかれた環境、行動パターンによって
使われなかったシナプスは消失し、よく活動したシナプスは発達します。

そして、だんだんとその子なりのオリジナルの「脳内地図」が
できるわけです。

乳幼児の脳は大人の脳とは違います。
例えば、生後6ヶ月頃の赤ちゃんは、サルの顔を固体として区別できる
という実験結果があります。
(脳科学と子育て研究会「6歳までにわが子の脳を育てる90の方法」より) 

しかし生後6ヶ月以降になると、サルの顔の区別は
日常的にはしない行動なので
その神経回路は使わないので淘汰されていきます。

このように、乳幼児の脳の発達初期は、まわりの環境に敏感に影響され、
環境に適応していく時期(臨界期)なのです。

臨界期は一生に一度、しかも小学校に入るまでに終わってしまいます
小学校に上がるまでにその子の能力の土台がおおかたつくられます。

幼児期は、さまざまなことを吸収し適応できる時期なのです。
この大事な時期に親ができることは、
なるべく多くの経験をさせて 子どもが興味を示したことに対して、
いち早く気づき、その興味を伸ばしてあげることです

 

参考書籍
脳科学と子育て研究会「6歳までにわが子の脳を育てる90の方法」
2007年 講談社P16~34



幼児教育


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