加熱するイクメンブームの陰で〜読売新聞のレビュー〜

幼児教育無償化

育児に熱心な男性を「イクメン」と呼ぶようになって早や数年。
すっかり市民権を得た「イクメン」ですが、
読売新聞の記事に「ブームの一方で息苦しさを感じている人もいる」と書いてありました。
少し興味深い内容だったので、ここで紹介しますね。


「イクメン」という言葉を意識しすぎるあまり自分の夫にイライラしてしまう妻

専業主婦のAさん(37)はテレビや雑誌、知人との会話なのでイクメンの話を見聞きするたびに自分の夫と比べてしまってイライラしていました。

そんな思いを母親に相談すると「あなたのお父さんなんておむつも替えてくれなかったわよ、昔はそれが当たり前」と言われてハッとしました。父親は自分にとってまぎれもなく優しい父親だったからです。

今はイクメンブームが過熱していて、育児にすべて関与してくれる理想の夫像ができあがってしまっています。Aさんはそれまで自分の都合で勝手に夫を評価していていたことに気付きました。

「はやりの言葉に惑わされ、仕事で疲れている夫を追い詰めてしまっていました。夫は不器用だけど、子どもとよく遊んでくれているし、手伝いもしてくれる。これからは子どもにとっていい父親かどうか、という目で見ていきたい」と話しています。

「イクメン」という言葉が一人歩きしてしまって「妻にとってなんでもやってくれる都合のいい夫」のようになってしまっている感もありますが、そもそも「イクメン」とは「子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性」のことです。決して妻に尽くす男性、ではないのですね。

この記事を読んで私自身もハッとさせられました。夫は精いっぱいやってくれているのに「もっと、もっと!」と高い要求をしてしまっていたのではないか、と。大事なことは「子どもにとっていい父親かどうか」ですね。このことを忘れないようにしたいと思いました。

育児をするのは当たり前、「イクメン」ともてはやされるのはおかしいと感じる男性

共働きで1歳の子を育てている男性Bさん(31)の妻は産後半年で職場に復帰しました。

保育園への送迎はBさんが毎日行い、子どもが熱を出すたびに妻と交代で仕事を休みました。仕事中に保育園から電話があり、たびたび早退したこともあり、仕事になかなか専念できませんでした。

そんななか、上司から「辞めてしまえ」と言われて心身とも疲れきって退職しました。しばらくして新たな職場が見つかりましたが、それまでは育児と家事のすべてを引き受けました。

Bさんは「自分が育児をするのは当たり前」だと言っています。「それは子どものためだから。男性だけがわざわざ『イクメン』ともてはやされるのはおかしい」と。

家庭の事情によっては妻と夫が同じくらい育児をする、もしくは夫が育児を引き受ける、というケースもあります。その人たちにとっては育児をすることは「当たり前」のことであって、それを「イクメン」だなんだ、と言ってちやほやするのはおかしいことなのです。

この記事を読んで、過熱するイクメンブームの影でこの言葉に息苦しさを感じている人が少なからずいるということを知りました。

「イクメン」という言葉が流行るのがそういう男性があまりいない社会だけでのこと。北欧など共働きが普通で、育児も積極的にしている男性が多い国では「イクメン」なんていう言葉はもちろんありません。それは普通のことだから。育児するのが当たり前という生活を送っている男性はこのブームに違和感を感じるのでしょうね。

育児は「助け合い」〜記事を読んでの感想〜

記事の最後はこんな言葉で締めくくられていました。

「仕事と家事のどちらが、どれだけ大変かを比べるのは難しく、また、そうするものでもないでしょう。『子どものために』という思いを共有できた時、押し付けあいは助け合いへと変わっていくのかもしれませんね。」

毎日することが多すぎて、忙しく過ごしていると「育児は助け合い」ということをついつい忘れてしまいがちになるのかな、と思いました。専業主婦の家庭、共働きの家庭などさまざまなパターンがあると思いますが、共通して大事なことは「子どもにとっていい環境を」という思いです。

夫婦が並んで同じ方向から子どもを見守る、というイメージで子育てをしていきたい、と思いました。

参考文献
読売新聞 2013年1月30日朝刊19面
「結婚指輪してますか?〜『イクメンブームの陰で』へ反響」

幼児教育


家庭保育園の幼児教材を説明 家庭保育園sm
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